■原型師の深化

2006/02/02

本屋に行ったらレプリカントの最新号が売っていた。
レプリカントは本当にクソ面白くもない本なので基本的に読まないのだが、今回はちょっと気になったことがあったので、手に取ってしまった。
なんたって「原型師の深化」なんていう、笑ってしまうような見出しがあったから。
「来るべきフィギュア新世紀を担う10組の原型師たち」なんていってる。
どうせまた下らないことが書いてあるんだろうと思ったら、本当に死ぬほど下らなかったね。
何が「来るべきフィギュア新世紀」だ。

レプリカントによれば、「時代は空前の完成品フィギュアブームであり、原型師たちはそれに即した進化を求められている」らしい。
まずこの時点で意味がわからないけど、要するにフィギュアもそろそろ新しい時代だといいたいんだろう。
だけど、その新時代の担い手とやらがお笑いだよ。
「稲葉屋斗夢、内嶋靖浩、慶子、桜文鳥、遠那かんし、八海、宮園博久、もでらーT、YOSHI、Cerberus ProjectTM」って、ロクな奴がいないじゃないか。
そんなわけのわからない中堅アマチュアディーラー共が新時代の担い手であるはずがない。
慶子さんはプロだし認めるけど、まともなアマチュアなんて遠那かんし、Cerberus Projectぐらいのもの。
このレプリカントの審美眼のなさには本当に呆れるね。
もっと良い若手なんて一杯いるのに。

だいたい、フィギュア師なんていうのは竜人さん以降、天才なんていないんだもの。
智恵理さんも天才肌だったけど、最近はすっかりダメになってしまった。
慶子さんとか、片山博喜さんとか、藤浦冬威さんは1流だけど、彼らもいい加減若手じゃない。
あとはみんな凡才・鈍才だらけ。
最近の若手で将来性のあるフィギュア師なんていないし、天才なんているわけがないもの。
結局、これからの時代を担っていくのも古株の1流たちなんだと思うよ。
少なくともレプリカントのいう「新時代の担い手」なんて、クズとしか思えない。

いずれにせよ、新しい時代をしょっていく、あるいは作っていけるような人なんて最近は本当にいない。
このままだと歴史が終わってしまうんじゃないかという危うさすら感じる。
もう竜人さんみたいな天才タイプは出てこないんだろうか…
最後の天才です、あの人は。

参照リンク
http://web.archive.org/web/20060207041538/http://www.takeshobo.co.jp/repli/html/zasshi/replicant23.html
posted at 16:11 | その他

ワンダーフェスティバル2006冬
もうすぐワンダーフェスティバル2006冬だ。
でも今回のWFは興味がない。
だって何にもないんだもん、欲しい物が。

WFはいつも楽しみなんだけど、今回ばかりは違ったね。
みんな下らないエロゲーのキャラを作ってばっかり。
これほど寂しいWFというのも初めてじゃないだろうか。
最低でも1つぐらい「おっ、これは!」っていう作品が普通はあるものなんだけどね…
明らかにつまらないです、今回のWFは。

それにしても、何故こうもエロゲーのキャラばかりなのか。
あさのまさひこが「エロゲーのキャラを作るということは、そのエロゲーでヌいているということを告白するようなものだ」って言ってたけど、あれは正しいんだよ。
そんなにみんなエロゲーばかりやっているというのか。
なんだか情けないね。
「私はこれでヌいています」なんて気持ち悪いヲタク共がカミングアウトしないでほしい。
ますます気持ち悪いだけだから。
ああいう連中と一緒にはされたくないなぁ…
まぁ、どうせ大して違わないのかもしれないんだけど。
posted at 12:34 | その他